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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
踊る3
全国的に雨ですが、子供達が夏休みに入る前に…!と焦って踊る~の劇場版を観にいってきました。
いつもそんな切羽詰った(?)理由で日程を組むから、台風の日とかも映画に行っちゃう人です。
上映前の宣伝で海猿が流れた。キッキューは興味対象外だけど、背中の海上保安庁のロゴだけでやっぱりきゅんとくる!海保!海保!ってなる。
今回の映画でも「湾岸に停泊して不審船を海上保安庁が発見し~」ってニュースが流れて、現場に青島くんたちが駆けつけるシーンがあるのですが、海保!とかいうものだからどきっとして期待したけど、海保のお船は一ミリたりとも出てこなくて、名前だけで残念でした。

それでは以下ネタバレ感想。
事前に重要なファクターは一つ。ワタシの踊る~がゆきのさん×すみれさんという鉄板カプによって成り立っているということです。(わあ)
真下と結婚したゆきのさんはもう登場さえなかったんですけどねえこれもう泣いていい?
間にスピンオフを重ねすぎた結果がこれだよ!でも久々に見るすみれさんは相変わらず超美人で凛々しくて大好き!と目がハートでした。
というわけで今回の映画、最後の最後まで期待してたけどゆきのさんの出番がなかったので、結果的にゆきすみ的展開も皆無でございましたよ。ゆきすみ目当てにこれから鑑賞なさるかたへの重要な事前情報でした。(いるのか?)

さて本編。
えーっと、お話はあれから11年、係長になった青島くんを初めとする湾岸署の面々が、新庁舎へお引越しをする慌しい三日間に起きた事件のお話。
初めはバラバラに発生したに思われた事件が実は一本の糸で繋がってて、結果的に11年前、青島くんがテレビ放送時代に逮捕した犯人の長期脱獄計画へと繋がっていた、というものです。
11年。凄いな。その犯人ていうのが小泉今日子演じる無期懲役の女性犯人だったのですけどね。「お前に捕まった翌日から、ずっとこの計画を練ってた」って…。11年前ってそもそも湾岸署の新築引越し計画(今回のお話はそもそもそのどさくさ紛れにセキュリティを乗っ取る計画)は一般の知るところだったの…?
とまあ今回も見事なくらい脚本の統合性が駄々崩れというかもはやお話自体が欠陥ありまくりな辺りは、今まで踊る~に付き合ってきた人たちからすれば言うまでもないことです。(言っちゃった!)
そもそもテレビ版のときは一時間枠でまだ楽しく見ることが出来た踊る~が、映画とスピンオフを経て段々と「こういうクライマックス(もしくはネタ)が使いたいからこういう話を作って、それに添ってキャラクターに動いてもらいました」という本末転倒な物語の作りかたが顕著になって叩かれることが多くなったんですよね…。そうだよね、キャラクターがこういうキャラだから物語がこうなった、じゃなくて、物語をこうしたいからこのキャラクターにこういう一面を作った、みたいな動かし方は、観ている側に気持ち悪さを残しますもんね。ええ、今回もそんな映画の作りになってますので要注意。ファン以外の方はそのうちフジがやるだろうテレビ放映まで待てば充分。そうまでして作った肝心の内容だって破綻だらけなんですから。

さて予め辛辣なことを言ってしまいましたが、役者さんの演技はしっかりしてて、踊る~的なファンならではの笑いもそこかしこにあるので、観ている最中は楽しくご覧いただけるのではないかと!今回なんといっても(ネタバレだから言っちゃうけど)大きいのは、3アミーゴスがついに引退!っていうことかな。正確には署長と副署長の引退。そして新湾岸署開設に合わせた新署長に任命されたのが真下っていうんだから、もしこれ以後踊る~シリーズを続けようとしても続けられる設定にはなってます。でも寂しい…。3アミーゴス大好きだったから…。
今回、引越しのどさくさ紛れで引越し業者に扮装した犯人グループに拳銃を三丁盗まれてしまうのですが、それが発覚したときにまず「よし、隠し通そう」と言い張る署長が、署長らしさが揺るがないでにんまりします。なんたる温室。
あと、犯人グループの要求を呑んで囚人を釈放するか否かで室井さんを含む長官たち上層部が揉めるんだけど、そこも「ここは正義の場じゃない、政治の場だ」だなんて堂々と官僚が言っちゃって、え、この映画もう警察の協力得られてないんじゃ、だなんてそんなことが気になってしまいました。
実際の警察社会の問題点がどこまで深刻かは一般市民なんかは知らないわけだけど、実在する団体を描く物語として、いつもそこが露悪的だよなぁと、もし本当に権力に屈しない官僚が実在なさってたら、さぞかしこの評価は歯がゆいに違いない、とそんなことが気になるお年頃です。まあフィクションなんてなんにせよそんな一面があるので、そこは突っ込んだら創作は出来ないのかもしれませんが。

ああ、あと室井さんまでが「もはや捜査することはない。これから私がやるのは政治だ」とか言っちゃったので、ひょっとしたらこれは室井さん退場のフラグなのかもしれない。映画を観てて役者さんのことを言っちゃいけないのだけれど、役者さん同士が不仲でこれ以上共演できないのかしら、と思わずにいられなかった今回の映画版。室井さんと青島という二本軸ともいえる踊る~の主人公たちですが、二人の接触はラストのラスト、しかも実際にお互いが目を合わせて話してない(爆)。踊る~は青室の腐女子ファンの人気もだいぶ高いドラマだったのに…!(まあ創作畑のひとたちこそ今更そんなことを気にはしないかもしれませんが)
青島と室井の接触はエンディングの1シーンのみ、ゆきのさんに至っては出演すらなし、という今回の映画、萌えが足りないと思われる方は多いやもしれません。
あ、でも青島くんとすみれさんの仲はちょっとロマンスあったよ!
今回、健康診断で青島くんのレントゲンに影が写ってます、とか言われて悪性腫瘍の可能性を示唆される青島くん。(いやもうこのネタ振りの時点で落ちは見え見えなんですが)「ここだけの話…」として青島くんが余命幾許もない、ということが湾岸署内に広まり、当然すみれさんの耳にも入ります。もう死ぬんだから、と捜査に身が入らない青島くんを叱咤するすみれさんの美しさがまた際立ってる!部下たちに「もうすぐ青島くんは死んでしまうけれど、その真っ直ぐな背中をちゃんと見ておきなさい!」と檄を飛ばすところも凛々しい。
まあ結局その写真はただの現像ミスで、当然青島くんは病気でもないし死んだりもしないんですけどね。
ここまでなら今までの踊る~のじれったい二人の関係となんら変化はないのですが、今回はちょっと違った切り替えしを青島が。誤解だと知って、当然怒るすみれさん。
「青島くんのために流した私の涙、返してよ!」
「どうやって返せばいいの?」
「…!」
すみれさんが押されてる!青島め!
すみれさんにはいつも先輩風を吹かしてどこか上位に立ってて欲しかったのに、こんな青島の天然なボケに頬染めて困惑するとか、もう恋する乙女そのままじゃないのすみれさん…!
ゆきのさんがいたら青島、コーヒーに毒でも入れられるよきっと。
ゆきのさんをどんな人だと思ってるの
でもまあ結局「じゃあキャビアより高いもの奢らせるから」といつものパターンで青島が逃亡し、終わりなんですけどね。

3アミーゴス(署長及び副署長)と室井さん(多分)が撤収し、和久さんの甥っ子設定の新人とか室井審理官補佐の官僚青年とかが新人が出てきて、この面子で続けようと思えば続けられるよ、な体制が今回の映画で敷かれました。映画版3は完結!というよりは、全然、今後へ続くような一作になってます。実際に続編が作られるかどうかはさておき。(作るならもう映画じゃなくてテレビドラマとして復活して欲しいけど、この豪華なメンバーのスケジュールが抑えられるのかというとそれも謎だ)

あ、肝心な犯人のこと言ってなかった。
旧湾岸署で自殺を目論んだ囚人は結局ギリで青島に担ぎ出されて自殺も脱獄も失敗。
それにしても湾岸署を吹き飛ばす爆薬が仕掛けられて、その中から青島が犯人を連れて脱出する、というクライマックスですが、明らかに火薬量がおかしかったことは、あれこれも今更言うまでもないお約束なの?あとPCに仕掛けられた爆弾で顔を怪我する補佐官とか。(どうして他の部位より先に顔なんだろうとか)
ストーリーも破綻してるけど、物語も大抵破綻してる。
セキュリティロックされた新湾岸署の防護壁は要人警護とテロ対策として特殊防護壁になっててどんな武器でも突破できない、したがって間違って作動したそれを外から切り崩して警察内部に閉じ込められた人たちを救うことが出来ない、という設定なんだけど、最後は結局セキュリティの電源を落として人海戦術で壁を持ち上げるという古典的手法が使われていました。
停電になったら無意味になる壁で完璧って言うのか。
前述のとおりこの物語の根本となる囚人の脱出計画そのものが初めから破綻している(物語ありきで付随してるので設定が後付け)ので、そこらへんは突っ込み始めたらキリがないんですけどね…。きっと今頃ネットでもっと緻密な叩きがいっぱい上がってることでしょう…。

きっと見たひとが検索するだろう補足→ラストの室井さんの方言訳「余計なお世話だ」的意味合い
青島と犯人の、「君どこかで~」の意味→テレビ一話目で出てきた万引き少年と年末SPでピーポ君にちょっかい出した役が今回の犯人という関係。

判らなくて早速調べたので、自分メモ(笑)。
ほんと、続き作るならもう映画じゃなくてテレビドラマでお気軽に作って欲しい!とは思うけれど、今回青島くんの登場シーンのとき、まざまざとそのアップに「織田…老けたな…!」と愕然としてしまったので、これ以上は本当に難しくなってきたのかもしれません。そもそも踊る~のテレビ版のときのテーマが所轄と本庁、現場と指揮系統の溝は埋まるのか?ということで、ある意味映画版1でクライマックスを迎えたはずのそのテーマをこれ以上掘り下げて溝を埋める作業を進めることは、現在の警察体制をもってしても不可能であり、きっと青島と室井さんも和久さんとかつての親友のように、現状をさして大変革させることもままならないまま定年を迎えるんだろうな…と思わないでもない。要するに頭打ちな現実。
となると、現場だけが結局一人歩きして他の刑事ドラマとの差別化が図れなくなりそう。
まあ全部余計な勘繰りで、純粋に映画を楽しめといわれてしまいそうですが。笑。
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