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ものぐさにっき。

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積本消化!
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熊本の文旦なる果実を頂きました。ばんぺいゆほどじゃないけれど、バレーボールくらいもある大きさ!
皮を剥くだけで一苦労ですが、果実の食感のしっかりした美味しいフルーツでした。思ったより酸っぱさもなくて、グレープフルーツより甘い甘い。
自分で買うと一玉結構なお値段がしますが、貰い物なのでニコニコです。あざーっす!

さて小説。積本消化で二冊読みましたー。
一冊目は有川作品の「ストーリー・テラー」。
二冊目は辻村作品の「ツナグ」。
もう最近すっかり記憶力が退化してるので、忘れないうちに感想感想!
有川作品のほう。
雑誌の読みきりに、その対となる作品を書き下ろしして二本収録した今作です。
作家の妻とそれを積極的に応援する夫というコンセプトで、妻が不治の病に倒れた場合と夫が不治の病に倒れた場合という二本立てで、それぞれの話の夫婦は別物です。
両方とも似たような流れで、病に冒されるほうが妻だったり夫だったりはしますが最終的に病魔には勝てず亡くなってしまうというお話。
二作の流れとかが似てるのでどこまでこの二本は意図してリンクしてるのかな、と読んでるうちに曖昧になって、作者を知らない人や作者の経歴だけ知ってる人が読むと、まるで自伝書かと思われる誤解を恐れない(というか、それさえ一つの味付けになってる)作品…という目論みなのかな?
いつもの恋愛要素もちりばめられているので(なにせ夫婦の話ですし)、「たまにはこんな話も一作くらいはいいかな」と思える作品かもしれません。
今までに比べると断然薀蓄や専門性が少ないので、あっさりとした印象を受けないこともない…。
夫婦の名前が匿名というか徹頭徹尾出てこないのも(二作品とも)、受け取り手の好きなように、とか、誰かモデルがいるかもしれませんよ、という想像力をかきたてられる流れをわざと生んでいるのでしょうね、きっと。
作品が半端な長さで一冊で出せないから読みきりを書き下ろした、という下りが作中で触れられているのですが、それはどこまで作者の本音だったのかな?

サイドAとサイドBに分ける意味とその作品のリンク具合がいまいち入り込めないまま何の感想もなく読み終わってしまったのは、有川作品自体は読みやすくて好きですが、不治の病ものというジャンルがワタシにとってあまり読みたい分野でもなかったからという、気分の問題なのかもしれませんね。

二冊目は辻村作品!
こちらも雑誌読みきり連作を纏めたもの。読むときにミッコに期待していい出来栄えだった?って聞いたら、雑誌連載時にリアルタイムで感想零してただろーって呆れられました。人の話を聞いてないってか、ごめん、記憶力にどんどん自信がなくなってきた…。

ツナグ、と呼ばれる、死者と生者をもう一度会わせることの出来る使者がいる。
そんな都市伝説を信じて、その使者と渡りをつけ、どうにか死んでしまった人たちにもう一度会いたいと願う人たちのお話です。
実際にその使者は実存して、彼ら、彼女らは願いどおり死者ともう一度対面を果たすことができるのですが、それがハッピーエンドになるとは限らない。
そんな色んな人たちの悲喜交々の有様の読みきり連作で、最終話は今まで彼らを導いてきたキーマンである「ツナグ」自身のお話。
その能力、裏側、彼らの気持ちなんかが…死という題材を扱うには些か短く纏まった感を感じたのは否めませんが、それでも入りやすい導入部から謎解きというか裏側まで連作で見せてくれたことは、一冊で纏まってて読みやすいかな!
「ツナグ」自体がなくなる話ではないので、この先も時代と人が必要としてる限り、この役目は次世代へ引き継がれてゆくんでしょうね、という流れの終わり方。続けようと思えば続けられる設定ですが、「ツナグ」制度に欠点がない限り、事件は起こらないから連作にはしないのかな。
人生の中で一度だけ、死んだ人間を呼び出すことが出来る、死んだのちも、一度だけ生者の呼び出しに応えることが出来る。
死んだあとの呼び出しはともかく、生きている間に一度だけ会いたい人、というのは中々に難しい選択の気がします。突然死んでしまった相手に後悔を抱えていても、自分の気持ちを晴らすためだけに再会を望んだところで作中にあったとおり、痛々しい結果が待っていそう。そして作中に書かれていたとおり、その限られた「一度」をいつつかうのか?今使ってしまって今後の人生で後悔しない確信は持てるのか?
そんなイレギュラーな手段(死者に再会できること)があることさえ知らずに、そっと亡くなった方を心の中で偲んで過ごすのが、多分一番生者にとっては幸せなあり方なのかもしれません。
じんわりした感動をいつも与えてくれる辻村作品。
今後もやっぱり楽しみな作家さんの一人です。
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