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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
執事とお嬢様とディナー
積本にしてた「謎/解きはディ/ナーのあ/とで」を漸く読み終わりました~。
初めての作家さんなのでつい積本…でもちょっと前に話題になったので読もう読もうとは思っていたのですー。

タイトルどおり推理小説なのですが、思ったのとはちょっと違ったかな。挿絵から勝手にもう少しラノベっぽいかと思いきや、普通に小説でした。少しだけ残念だったのが、一冊で一話の推理小説かと思っていたのが短編が六話入った小説だったこと…。

登場人物は実は大財閥の令嬢の下っ端刑事とその執事、それから令嬢の上司の三人がメインで、毎回上司と令嬢が首を捻る殺人事件を自宅でのディナータイムに執事に話して聞かせると、あら不思議、執事があっという間に事件の謎を解いてみせる、とかいうパターンの話が六つ…。
シリーズというか短編連作なのはそれはそれでも構わないのですが、令嬢も若い執事も上司も、メインキャラに絡む話が一度もなかったのが残念かなぁ。これがもし本当にシリーズもので今後も続刊するようなら、せっかくなので主要登場人物たちのバックボーンに絡めたお話が発展しても読み甲斐がありそうですが、メインキャラたちの背景には一切触れずに事件だけが発生してゆく、ある意味どこからでも読める作風がこの作者さんとこのシリーズの持ち味だというのなら、今後もそれはないかなぁ。他の作品を読んでないから断言はできませんが。
お嬢様なのに言葉遣いの悪い令嬢と、慇懃無礼なのにもほどがある毒舌執事のやり取りが面白いだけに、この二人にもっと焦点を当てて、ディナータイム以外にも現場にずかずか入り込んで謎解き出張してくれると面白いのにな、と思ってしまいます。

事件が発生して執事が自分の推理を話すまでが一作なので、その後犯人がどう捕まったかとか、どういう事情があって起きた殺人だったとかそういった人情の絡みそうな話は大胆にカットされてるのも、さくさく読める重くなりすぎない点かな。それが物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、気軽に読めて物語より登場人物たちに印象が残る小説でした。
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