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ものぐさにっき。

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一休さんと新右衛門さんについて語る前編
歴史ジャンルである一休さんと新右衛門さんネタで、大昔某所で書いたトークが発掘されたのでアプしようと思ったら、長すぎてアプ出来なかったために(ブログに文字制限あるの初めて知ったよ!)、二回に分けてアプしようかと…。
なんだか先週新×一ネタでフィーバー入ったのでその記念に(笑)。新右衛門さんと一休さんの出会いから別れまで、歴史ジャンルに詳しくない方にも知っていただくために書いた二人の歴史です。史実史実!
蜷川新右衛門さんを語る項。

新右衛門さんは顎割れの寺社奉行さんです。普通に元服して普通にお侍になって昇進していったものと思われます。きっとそのままいけばいいお嫁さんを貰って沢山の子供達に囲まれて老後を迎えただろうことがあまりにも安易に想像できてしまうくらい真っ当な人でした(過去形か)。
そんな新右衛門さんが一休さんと出会ったのが新右衛門さん19歳のみぎり。天皇のご落胤が出家することになったから見届けて来いという将軍様の命にしたがって訪れた京都の安国寺でした。そう、あれは夜半から降り始めた冷たい雪の降り積もる冬の日でしたよ…(見てきたようにこの女)。新右衛門さんは初め、出家するしか生きる道の残されていない一休さんに同情してました。なので見届け役として、柱の影からこっそり剃髪される一休さんを見守っていたと思います。
その後、新右衛門さんが再び一休さんに出会うまで四年の月日が過ぎます。再び出会うのは、新右衛門さんが23歳になり寺社奉行に昇進してからのことです。有名な将軍様の無理難題「この屏風の虎を捕まえてみろ」ってヤツのときです。この時将軍様の後ろに控えて一休さんがとんちで難題を乗りきるのを見ながら、口では将軍様に唱和して「生意気な小坊主め」とか言ったりしましたが、心の中ではあのときの小さな子供がよくぞここまで大きくなったものだと密かに感動。していたのではないかと。(ええ、間違いなく。篤い男です。顎が割れてるだけある)そしてやり込められた将軍様が根に持って(平和な時代だな室町…)何かあるたびに一休さんを呼びつけ(当然ですが、呼びに行くのは新右衛門さん。寺社奉行ですから)、段々と将軍様の我侭に付き合わされる一休さんへの申し訳なさと不憫さが隠せなくなってきたりするのです。それはもう口調にも現れるとおり。「小坊主」から「一休殿」へ呼び方が移行する様は余りの悦さ加減に北叟笑まずにはいられません。(恍惚)
こうしてだんだんと一休さんへと傾倒する新右衛門さん。安国寺に日参し(奉行が)、将軍様をやり込めて(ひつこいようですが奉行が)は、一休さんや寺の小坊主たちと一緒になって大笑いする(何度も言いますが、奉行が。)楽しい日々が続いていくのでした。(…!!)(あんた、一体誰から給料貰ってると…!!)(しー!しー!)

一休さんを語る項。

一休さんは天皇の落胤として生まれました。正当な血筋に弟が生まれると、血で劣る一休さんは跡目争いの火種にならないようにと出家を強制されました。六歳のときです。けれど、その1年前に一休さんは将軍家に人質として差し出されていて、この時は既に将軍様のお手つき(お稚児)になってしまっていました。悲劇の幕開けです。安国寺に引き取られたとき、一休さんはとても安心したものです。新右衛門さんとの出会いは一休さんが出家の折り。新右衛門さんは影からこっそり見守ってるつもりみたいでしたが、ぶっちゃけ顎割れのむさいお侍の存在は隠しようがございませんでした。(あ痛)そのとき、自分を温かく見守る、蔑み以外の視線に、一休さんはフォーインラブしたのでした。
一休さんが安国寺に引き取られてから、暫くは平和な日々が続きます。一休さんにとって地獄のようだったお稚児生活の1年も記憶の底に沈めることができたかのように見えました。再び将軍様からお呼び出しが掛かるまでは。
将軍様には既にもう仏門に身を置いた一休さんをこれ以上手篭めにする意図などはなかったのですが、子供の頃酷い目に合わされた一休さんのほうは将軍様が怖かったのではないかと思います。なので、初めて呼び出されたとき、将軍様の後ろに居た初恋のお侍の姿に酷く安堵したと共に、時を経ても代わらない情愛を深く感じたに違いありません。(ヒヨコヒヨコ!!)
それから一休さんと新右衛門さんの歩み寄りの日々が始まっていきます。初めは自分を将軍様と一緒になって敵視していた新右衛門さんも、段々と自分と言う「個」を認めてくれるかけがえのない「友人」となっていき、一休さんの心は新右衛門さんへの想いで満たされていきます。しかしその一方で、真っ直ぐな信頼と友愛を寄せてくれる新右衛門さんに対し、汚れた身体の自分…という葛藤も、日々一休さんの中で積もっていったのでした。(メルヒェン!)

運命に翻弄される二人の別れの項。

二人の別れは、一休さんが13歳のときです。(新右衛門さんは26歳。まあ男盛り。)この時、二人はプラトニックに両想いでした。しかし、自分は新右衛門さんには相応しくないのだ、早く離れなければ彼の一生を台無しにしてしまうという想いからのがれることの出来なかった一休さんは、一人新右衛門さんの元から離れることを決意します。これが一休13歳、安国寺を人知れず出奔事件の真相です。(歴史的名誉毀損の瞬間)
明け方、寺をひっそりと出ようとする一休さんを、その思いを痛いほど判っていた和尚と兄弟弟子達は黙って見送ります。日が昇って、何時ものように安国寺を訪れた新右衛門さんは、そこで初めて一休さんが悩んでいたこと、その挙句旅に出てしまったことをさよちゃんから(さよちゃんか!)聞き、愕然とするのでした。
しかし、一休さんは不安に思っていましたが、新右衛門さんには一点の迷いもありませんでした。というか、迷うのはやめにしました(なんかの歌詞っぽく!)。われに帰った新右衛門さんは、そのあと直ぐに将軍様のもとへと走り一切合財をぶちまけます(衆道を)(ショタを)(将軍様のお稚児の略奪愛を)。恋する男に怖いものなどありません。さすがは顎が割れているだけある(不名誉な賞賛)。そして、将軍様の許しを得て(許したのか義満…)、一休さんを追いかけて新右衛門さんもまた、旅の空へとあてもなく立つのでした。

再会、そして長の別れの項。

新右衛門さんが一休さんと再会できたのは、一休さんが15歳のこと。建仁寺に身を寄せていた一休さんを、遂に新右衛門さんが探し出したのです。言葉の出ない一休さんを、新右衛門さんはそっと抱きしめて言いました。

「何も言わないでくだされ、一休殿…拙者が不甲斐無いばかりに、一休殿にばかり辛い思いをさせたでござる…」
新右衛門は搾り出すようにそう囁くと、いっそう力を込めて一休の小さな身体を抱きしめた。
「し、新右衛門さん…っ、どうして、どうして…!」
「逃げないで欲しいでござるっ、お願いでござる一休殿」
力を振り絞って新右衛門の腕から逃れようともがく一休に、新右衛門は懇願した。
ここまで長い旅路を経て、漸く探し出した想い人を逃すわけにはいかなかった。
「新右衛門さん…」
言いたいことは沢山あった。
聞きたいことは沢山あった。
離れていた分、言葉に出来なかった分だけの想いが二人の胸に息衝いて、逢えない間もその想いを育てていたのだ。
今も、二人は確かに恋をしていた。であった頃のように。
二年前にいえなかった言葉を、万感の想いを籠め、新右衛門は静かに紡ぎ出した。
「めおとになって欲しい、一休殿」


(*2000年の歴史を振り返る偉人伝・ズームアップMUROMACHIの章より抜粋。下線部は国家試験に出題されます。暗記してください)

こうして手に手を取り合った二人は建仁寺を出奔します。この後、一休さんの強い希望で二人は天理の山奥に小さな庵を構え、数年の間、平穏に暮らしています。(しかし、のちに「このときのことは失敗であり、自分は一休を京都へ連れ帰るべきだった」、と後悔の念が窺える一文が新右衛門さんの残した文献より紐解かれています。)
平穏な日々はそう長くは続きませんでした。日々の生活の中で新右衛門さんに愛される分だけ、一休さんの心の中には、やはりこのままではいけないのではないか、自分とかかわらなければもっと違う未来が新右衛門さんには訪れる筈だ、という気持ちが澱みのように溜まっていきます。そんな自責の念に耐えられなくなったのは、一休さんが20の終わりを迎える頃でした。結局五年暮らした庵を飛び出し、一休さんは仏の御許に召されようと決意します。
年が変わり、新年の祝いを交し合う町人の間を縫うように、一休さんは大瀬川の畔に身を置きました。ここへくるまでに新右衛門さんに何度も連れ帰られそうになり、一刻の猶予も残されていないと追い詰められていた一休さんは、昼日中、人目がある中で遺書も残さずに川に身を躍らせます。しかし、運命の悪戯か、一命を取り留めてしまった一休さんを、追いかけてきた新右衛門さんは絶望とともに介抱します。そして眼を覚ました一休さんと新右衛門さんの間で、何日にも及ぶ話し合いが持たれますが、結局折り合いはつかず、一休さんは再び新右衛門さんのもとから姿を消すのでした。

(後編へ続く)
Comment
≪この記事へのコメント≫
これ。
私、読んだ事あるような気がするのは、気のせいだろうか。
2006/11/09(木) 08:12:04 | URL | Mキコ #-[ 編集]
あるよ、あるある。
ミッコはあるはず(笑)だって昔T姉の写真HPで隠しリンク貼ってたヤツだもん(笑)!
2006/11/09(木) 08:37:09 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
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