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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
ストりんぐす感想~
最近…またちょっとおパソ様のご調子が思わしくないらしく日々強制終了の嵐です…。なんかね、起動もおかしいし…。
ワタシ知ってる、こんな症状知ってる…!去年(二回連続で)パソが壊れる直前もこんな挙動不審なカンジだった…!
というわけで、ワタシが電脳から姿を消したら「ああ、ついに壊れたか…」と思っていただきたく(いやここは携帯からでも書き込めるんですが)。今度は直さないよ…即買い換えるよ…ああでもビスは嫌だ…(うだうだ)。

それは置いといて、弦楽器見てきました~。弦楽器って直訳だなー。弦で操る人?いいやもう、ストりんぐす(笑)。
ネタバレっていうか、「すとりんぐすが今年度のアカデミー賞で間違いないわ!(くわっ)」と感動胸いっぱいのレイディは回避ください。例によって近場の映画館で全然上映してなくて、郊外まで一時間半かけて車で行ったのですが…どうして市内でやってないのかちょっとわかった気がする…うん…。
CMくらいは皆様ご覧になっているのでは。操り人形のお話です。表情のない人形で角度や光のあて具合を変えてどれだけの表現が出来るかというのを試みた映画。なのかな?
お話は、王位を狙う叔父の陰謀で父親を殺した敵族を倒すために敵討ちに出ることになった王子がいろんな経験を積んで国に戻ってくる話。(そもそもこの敵討ち自体が叔父の狂言で、本当は敵族は関係ない)敵を殺すまでは城に戻らないと宣言して、心配する妹姫を置いて、腹心の部下と二人で敵のいる場所を目指して旅立ちます。
その途中で王子は部下に裏切られたり村娘と恋に落ちたり(この娘が実は敵の族長)敵に負けて砂漠を放浪したり奴隷になったりいろいろして祖国に戻ってくると、叔父の陰謀で捕まった妹姫が処刑されることになってしまっていました。
囚われの奴隷の身だけど妹を助け出そうとする兄。けれど、それは結果として間に合わず、兄は目の前で妹を失います。そして叔父との対決。
最後は侵略と誤解から対立していた敵部族と和平を結び、王子は父王が望んだ平和な王国を築くのでした…というエンドなのですが。
…うん、別に話自体は(大雑把だけど)悪くありません。映像技術も人形劇としては頑張ったのではないかと思います。(あくまでNHK人形劇の豪華版程度の世界観で)
ただ、ワタシがどうしてこんなに裏切られた感満載でorzなのかというと、それはワタシがこれを「操り糸で神なる存在(製作者ですな)に操られた彼らが糸という支配から抜け出して新しい生命を誕生させる話」だと思い込んでいたからです…。(思い込みって)

だからワタシは王子がヘトヘトの目にあってるときも敵族の娘と部族間対立の会話をしているときも妹を殺されたときも叔父と最終対決をしているときも、ずとずーっといつこの登場人物たちの頭の操り糸は切れるのかな…、とそればっかり気にして一時間半を過ごしました…。
で、結果、裏切られたわけなんですけどね…。なんだよ…糸関係ないのかよ…。じゃあなんでオープニングが人間が操り人形の糸の準備をしている楽屋映像から始まるんだ…。(絶対これ伏線だと思ったのに!)

登場人物たちは自分たちに糸がついていることを受け入れているというか、当たり前のことだと思っています。多分、人間の体の中に心臓があるのと同じくらい当然に受け止めています。
だから天から繋がっている糸は自分たちの心臓代わりだし、この糸を切られたら死ぬということが判っている。そして、当然この世界の建物には屋根が存在しません。生まれてから死ぬまで糸は存在して当然のもので、糸がついていようとなんだろうと、彼らは自分たちの意思で考えて行動している。”操られている”という概念自体が存在しない。ゆえに、糸がついていようがなんだろうが、それが切れなくてはいけない理由はない。それが切れたところで、それは”解放”という意味にはならない。

…なるほど、そういう解釈かー、と自分を納得させて、糸が物語に絡まないと漸く悟った最終バトル(遅いよ)だったのに、その後最愛の妹のお葬式で、水葬されてゆく妹の筏に妹が買っていた鳥(のようなペンギンのような生き物/これも勿論操り糸付)が降り立ちます。妹姫の死体に擦り寄る鳥。そこで昔妹姫と鳥が交わした会話がプレイバック。
お前は本当は飛べるのよ…自由に…」みたいな台詞。
ワタシちょっと沈黙。すると、今まで飛べなかった鳥は翼を羽ばたかせ、本当に海の向こうへ飛び立ちます。糸を断ち切って。
そして完。

………。
…………。
おおおぉぉぉぉぉぉおおイ?!(スクアーロ風)

糸は!糸は切れないって話じゃなかったの?!糸が繋がっていようとも、自分たちは自分で運命を決めて自由の元に生きてゆくって話じゃなかったの?!ワタシがせっかく納得したのに、なにそのエンディングー?!なんで王子や奴隷や敵族じゃなくて、鳥が自由になってんですか…!
鳥の糸を切るくらいなら、この世界の操り糸全部断ち切って新世界作ってよ~。(それこそワタシが期待していたラスト)納得いかなーい。納得いかなーい…。とっても納得いかないカンジのエンディング…。
更に、それだけならばまあひとの捉え方は千差万別ね、で済ませたところなのに、更にこの映画はしてはいけない(ワタシ的に)ことをなさいました。
曰く、エンドクレジット後のキャストコメント上映。
…えー?(萎)
日本語吹き替え版を担当したキャストたちの「この映画は糸という繋がりを~」みたいな映画の解説的コメントを延々流された…。それは…それはあかんだろう…受け止め方は各個自由にと謳わせるんじゃなくて、「これはこういう味わい深い話なのよ」と解説が入るのは、とても萎えます…。
これが上映前ならいいんです。ほら、よく洋画の宣伝で今年ナンバーワンの話題作とか「この物語は今世紀最大の人間ドラマだ―NYタイムズ記者」みたいな宣伝文句がつきますが、あれは気にしない。
あの宣伝文句が実際のものであろうとなかろうと、それを本気で信じてみる人もいれば、まったくヤラセだろうと思う人も、総合的に話半分の評判として受け止めておけと思う人も、全部が全部見た人の受け止め方次第だから。
でも、見終わった後にキャスト側から「これは●●ということを表現してるお話なんですよ」って押し付けられる形で刷り込まれるのはちょっと頂けないと、ワタシは思っています。純粋な人がそれを読んで、見終わった後にちょっと形にならない感想を抱いていたのが、キャストが解説した言葉そのままの感想にすり替わってしまう。そういう演出はとても頂けない…。
まあ余計なお世話的な意見なんですけどね…でもああいう評価の取り方、よくないと思うよ…。

ワタシが宣伝で「ああ、これは糸が関係してくる話なんじゃないかな!(だったらいいな!)」という思い込みを元にこの映画を絶対に観るんだ~と思っていたら裏切られた…!となったのと同じように、皆が色んな認識で望んでそれぞれの感想を抱くべきだと思っています。
でもこれは映画に限らないけれど、メディアミックスにおける情報操作力の恐ろしさを、知ってる人もいれば知らない人もいて、そういう人たちは発信される情報をそのまま受け止めたり、その本質を見極めて必要な部分だけを見抜いたりと様々な受け止め方で吸収していってます。
「ワタシは絶対に他人の意見に左右されないわ!」と思ってる方も、その考え方自体が誰かの刷り込みやまねっこだったり。
いやそれはどうでもいいんだけど、そういう風に情報をすべて素直に受け止める・穿ってみるに関わらず、結局何かしらの手管に踊らされているに過ぎないのかもしれません。だからこそ、提供側は作品に自信があるなら何の解説も入れないほうがいい。作家さんが本のラストにあとがきを書き入れるのだって、読者側には読む自由読まない自由があるはずだ。「言いたいことはすべて作品で」とばかりにそういうのを一切挟まない作家だんだっている。
そう、必要な情報の取捨選択をするのは受け取り手側だけれど、与える側でもそれなりの誠意をもって選択の余地をちゃんと残して欲しいのです。

…あれ?何の話してたんだっけ?(笑)
いや違う違う、言いたいのはストの感想文ですよ/笑。
えーと、そんなわけで話は逸れましたが、期待していた分だけ裏切られた感に苛まれた映画でした。これDVDで見たら多分初めの五分くらいで転寝始めるな…。映画館で見たから最後まで見れた気がします…。誰にもお勧めしないけれど、他人がどんな受け止め方をしたのかちょっと気にならなくもない…。
Comment
≪この記事へのコメント≫
私は
王子がジータの言葉「すべては愛で繋がってるのよ・・云々」(うろ覚えですいません)を思い出したところで超人的な力に目覚めた辺りがちょっと納得いきませんでしたね。
そういうスー●ーサ●ヤ人的な力は亀の甲羅背負ってフルマラソンとか100㌔重り入りのリストバンドつけて2重縄跳びとか、そういう地道な修行の果てに身につけてこそなんじゃないのー!?と。
もしくはあくまでも放浪の旅路の中で覚えた知恵と機転によってピンチを切り抜けるとかしてくれたら良かったんですけどね。
視覚的には面白かった作品だとは思いますが。
2007/05/21(月) 21:30:24 | URL | Tがや #mw2.PuPE[ 編集]
そこが残念なんですよね~
面白い試みだったから更に。やっぱりお話が追いついてないカンジで…。
ワタシも、いつの間に王子は馬鹿王子(笑)を返上したんだろうと思ってしまいました。手を貰った奴隷と一緒に王都を目指した辺りから?
ヒロインの「すべては愛で~」もワタシは糸関連の繋がりだわ☆と(あの時点ではまだ)思ってました…。でも妹姫も鳥もその愛(糸)から解放されちゃって終わってますしね…。

見終わった後に「鬼太郎にしとけばよかった!」と思わず唸った作品です/苦笑。
2007/05/21(月) 23:18:59 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
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