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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
娑婆気一巻
しゃ/ばけ一巻読み終わりました…。
恐ろしい…!予想以上に恐ろしい小説きたよ…!
また老人ホームまで持って(黙)
病弱な若だんなが、昔から若だんなの家にいる妖怪たちと周りの事件を解決してゆく大江戸捕り物帳かと思いきや、ええ…っ?!そんな話なのおおおお?!という顛末。
以下、あらすじです。

ぴっちぴちティーンの若だんな(病弱)を目の中に入れても痛くないというかむしろ口の中にでも入れて、人からも病気からも悪意からも遠ざけてしまいたいと日々耽々と企む回船問屋長崎屋の手代、仁吉は実は1000年も生きた妖怪である。
仁吉は若だんなのそばにしれっとした顔でい続けるために人間に化けて小さい頃から若だんなの遊び相手兼見習いとして長崎屋に潜り込み、それから十余年、見事若だんなの育ての親としての地位をゲッツ。若だんなのために薬を調合したり若だんなのために若だんなを軟禁したり若だんなのために周囲を無碍に扱ってみたりと充実した日々を送っていた仁吉だが、ある日、ちょっと目を放した隙に自分に黙って夜遊びに出た若だんなが人殺しの事件に関わってカムバック。もうもうもう、これだからちょっとでも目を離すとなにをしでかすかわかったもんじゃないと、ぷんすか仁吉。唯一の目撃者である若だんなを犯人が狙いに来るかもしれないと心配し、人間たちがその事件を解決するまで若だんなの軟禁を軽く決意する。
ところが、そんな妖の思惑など露知らず、事件は中々解決しないどころか、どんどん若だんな(軟禁中)が関わってきてしまうことに。人間なんて何人死のうが犯人が捕まらなかろうがどうでもいいけれど、自分の若だんなが関わってるとあっては心落ち着かない仁吉。
しょうがないので柔らかな外出禁止からすべてを投げ出しての逃亡にスイッチしようかなと思いかけたとき、思わぬ客人が長崎屋に訪れ…。

千年生きた妖怪の、人生二度目にして最後の恋物語「しゃば/け」一巻、以下ネタバレ感想です☆
恐ろしい文章が羅列されている小説でした。若だんな命の妖怪が二匹いて、それが佐助と仁吉っていうんですが、その内仁吉のがちょっと半端ないので、とりあえず目に付いたところ数点あげつらってみようかと思います。
以下、本文より抜粋☆(内緒でね)

(仁吉は私が箸より重いものを持ったら、疲れて死んじまうと思ってるんじゃないかね)
聞くのも馬鹿らしい質問だった。聞いたらもちろんそうだ、との返事が来そうだった。


そうなんだ…!いや、薄々気付いてはいたけどね!

仁吉は平素、長く若だんなが目の届かない所にいるのを嫌がるが、

仁 吉 … 。若だんな自身もろわかりなくらい、あからさまな独占欲があるようです。

部屋の隅にいる仁吉の方を見ると、うんざりした目をしてそっぽを向いている。

若だんなに見合い話が持ち込まれたときの、勤勉な手代の模範的な態度。

「仁吉、お前私の話を聞いてるかい?」

思わず突っ込まずにはいられない若だんな。しかし、聞いてるわけがない。

店を出てゆく岡っ引きにかけられた手代の言葉には、(若だんなの暇をつぶすために)という文句が隠されているように思える。

仁吉は若だんなの暇がつぶれて若だんなが大人しく離れに軟禁されてくれてるのなら、他人が死のうが世界が滅びようがどうでもいい。

止めに入る若だんなの言葉は、仁吉の耳を右から左に抜けて、壁の向こうに消えてしまうようだった。

やっぱり!やっぱりな!右から左へ受け流す~。知ってたよ!

この妖は、とんでもなく甘いくせに、時々つごう悪く若だんなの言葉をきかなくなるのだ。

時々どころか。

「仁吉や、お前の主人はだれなの?」
「もちろん若だんなですよ。決まっているじゃぁありませんか」


ぬけぬけと言ったな、この妖怪…。

「若だんな、あたしたちが言うことを聞かないから、すねているんですか?」
仁吉がうっすらと笑いを浮かべて聞いてきた。


ぎゃああああああ…!うっすらとって!うっすらとって!その表現、児童書であり?!(ていうか児童書なのこれ

客が若だんなにすごんだのが気に入らないのだろう、手代の態度は冷たいものになってきていた。

手代とは勿論仁吉のことです。若だんなへの無礼は例え相手が将軍様でも許しません。

若だんなはこれからのためにも、手代の堪忍袋の緒の強さを試すような事はしたくなかった。

調教が完璧ですが、あの手代。

自分で育てたも同然の若だんなが、長い年月こんな大事なことを黙っていたのが、信じられないのだろう。

仁吉ショック。明日からもう若だんなは監禁でいいんじゃないかと思い至り、実際その後一週間ほど、離れに閉じ込められた若だんな。

やっと手代の怒りがおさまって、離れに通してもらえるようになった栄吉が、

若だんなに会いに行くのには、若だんなのご両親ではなく手代の許可が必要らしい。

「私らは若だんなが無事なら、それでいいんで」

この恋愛小説の基本です。

仁吉が愛想よく笑って腰をおろす。この手代がこういう顔をするときは、用心しなくてはならない。

ほら、笑っただけでこの疑われっぷり。

「私のことなら、二人のほうが私自身よりよく知っているじゃないか」

二人=手代。ぼっちゃま逆ギレ。しかし、真理。

二人はとにかく若だんなが一番で二からがないという手合いだから、

3も4も5もないんです。手代の全部、若だんななんです。

…と言った具合に、突っ込みどころが満載なんですよ、仁吉がああああ!あ、あ、あの妖怪…っ、ちょ、半端ない。半端ないよ…!思わずこれ同人?あれ?同人でも近年みないよこんなキャラ!と悲鳴を上げてしまいました。恐ろしい…。
こんな容赦ない表現が三行に一回出てくるものだから、そりゃあ流し読みたくても出来るわけがない…!ないよ…!(だれに切れてるの)

大変美味でございました。

(あれ?タカヤマさん?)(満足だった模様)
仁吉はいつかワタシの心臓を止めるようなことを(若だんなに)してくれるに違いない…。
二巻以降が楽しみです。
それにしても、つくづく凄い手代が出てきたものだよ…こんなのに育ててられたのに、若だんなはよくあんな良識あるいい子に育ってくれたものだ…。
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