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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
娑婆気三巻~六巻感想~
眠りが浅かったせいか、立て続けに10本ロードショーみたいな感じで夢を見てしまいました…。中々に面白かったですよ、女の子を監禁する夢とか…(憚って!)(時代が時代ですYO!)。
いつも面白いネタ的な夢を見ると、「ああこの続きが見れるスイッチがあれば…!」と本気で悔しがる大人ですが、今日の夢もまさにそれ。特に、チャドに一護がどれほどあなたのことを大切に思ってるか力説する夢は、是非とも続きを見たい。むしろ、続きが肝要…!心の扉を(更に)開いた後の二人こそ見たいよ!!
え?友情ですよ?
あの二人の間にあるのは誰にも侵す事の出来ない友情ですよ…!あああ、本気で続きみてえええええ!
因みに力説してるのはワタシじゃありません。ワタシは大抵夢の中ではまるで同人を読んでいるように映画を観ているように第三者です。パニックムービー的な夢においてだけ自分が主人公です。嫌な棲み分けです。

土日でしゃばけ残り全巻完読しましたー。駆け足でしたね(笑)。今週はもうまるっとしゃばけ漬けでした。
以下、纏めて感想です。
仁吉が悪です(結論)。
二巻、あんな若だんなを泣かせる終わり方して、手代たちはさあどういう態度を見せるのかと思いきや、普通にまた日常から始まる三巻目…。
ああそう、あの三人の喧嘩はそうやってなあなあで流れてゆくんですね…。若だんなが翌朝怒ってようとも、手代たちはそ知らぬ顔というか、本気でなんで若だんなが怒ってるのかさえ判らない様子で朝からせっせと若だんなの世話とかして、「いい子で寝ててくださいよ」とかいいつつ出勤してゆくんだよ…。若だんな、怒りが持続しなさそうだしさ…。くそう、若だんなの愛情の上に胡坐をかきやがってあの手代め…(主に仁吉)。
三巻・四巻とまた時期列で短編読みきり物が展開してゆきます。
そしてワタシはどうやら大きな勘違いをしていたらしいことを漸く認めざるを得ないときがきました。

初め、ドラマ版から刷り込みで入ったせいか、手代二人は同じくらいドロドロに若だんな至上で若だんなラブで若だんなのためなら何でもやっちゃう非常識な妖怪かと思いきや、それは主に仁吉に突出した特長でありました…
佐助はね…うん、割合常識人だったよ…。
ていうか、佐助もがっちり若だんなラブで、若だんな至上で、若だんなのためなら世界の常識なにそれなんですが、それでもその性格が、「世界の常識を認識した上での若だんなラブ」か、「世界の常識は若だんなでしょ?」かという一線は非常に大きく左右される一線でありました…。
仁吉は後者なんですが、佐助は前者です。
佐助はちゃんと長崎屋さんの手代としての仕事を基本に、忙しいときは仕事に勤しんでいるし、仕事をする=若だんなを甘やかす金が出来るという図式もしっかり理解してます。仁吉もまあ判ってるとは思うんだけど、それでも若だんなの看病以上の仕事なんてないと思ってるからね…。長崎屋の貯蓄はすべて若だんなに使うべきだと思ってるからね…。
佐助の過去話からも垣間見えるのですが、佐助は当初、若だんなのおばあちゃんに助けられた恩返しとして若だんなのお守を引き受けます。だから、若だんながそこそこ大きくなって恩返しはもういいだろうと判断したらあっさり辞めるつもりでした。それでも今でも若だんなのそばに居るのは、若だんなを単純に好きだという以上に、若だんなのそばが居心地いいからなんです。1000年を生き、ひとところに留まれない妖怪の佐助はいつも自分の居場所を探しているのですが、長崎屋は酷く居心地がいい。その自分の居場所が長く続くためにも若だんなのそばに居る。お守をする。すべて自分のために繋がるんですよね。
そういう考え方の佐助。
ああ、佐助は若だんなが死んでも生きてゆけるな、としみじみと感じました。
すごくすごく哀しむだろうし、その後長崎屋にとどまることはなさそうな気もするけれど(反対にだからこそ最後までい続けるような気もする)、それでも若だんなの死を受け入れて自分を失わずに生きてゆける気がします。
妖怪に比べてあまりに短命な人間の寿命を認識してること。これって重要ですよね。

で、ここまでがビックな前振りとすると(ええええ)、仁吉、やつはもう、正反対じゃないかな…!
一巻読み始める前に、ドラマの設定だけでああもう仁吉って別に若だんな死んでもいんじゃね?若だんなとともに死後の世界までひっついて行く気じゃね?との妄想してましたが、そんな力のない仁吉はもうもう、若だんなに生きていてもらうことに超必死ですよ…!若だんなの寿命を縮める存在は、例え若だんな自身でも許しません。だから、若だんなが自分の言いつけを守らず外出したり起き上がったり薬を嫌がったり働きたがったり自分の目の届かないところにいったりするのがとっても嫌…!許せないんです…。
それは多分、若だんなが生きてるためっていうよりは、自分が若だんなを失わないためなんじゃないかな…!(ガタブル)(暴いてはいけないところ)
仁吉、ある意味超自分本位…!
や、勿論、若だんなをがっちり守ってて、自分の命よりも大事な場所に据えてると思いますけどね…。
そんなことをまざまざと考えさせられた3,4巻に続き、5巻は久々に長編でした。
湯治にゆくことになった若だんな。
お供は勿論手代二人。そして、松兄。
松兄はどんどん手代たちに毒されて、若だんなを甘やかすのは当然的になってきて楽しいな!兄さん、それ違うから!良くない手本だから(笑)!是非とも松兄には常識を失わない、長崎屋唯一の常識人でいて欲しい…。
それはさておき、しょっぱなから事件が発生。なんと若だんなと手代二人が引き裂かれてしまいます。そんな…!手代二人が(イジメ以外で)(根に持つよ)若だんなから離れる選択をする日がくるなんて…!
勿論そこにはやむなき理由があるわけですが、今回手代二人がそれぞれを「若だんなから離れるなんて!」と罵ってるところが面白いなー(笑)。自分が断腸の思いでそばを離れるのは若だんなのためなんだから、お前くらいはそばにいるべきじゃね?ていうか、離れるなんて許されないだろ?とお互いに対して思ってる。で、愚痴愚痴いってるくせに、再会したあとは一致団結して若だんなを病人に仕立て上げることに邁進するんだから、いいコンビだよ…。ちょっとあの二人の口喧嘩も見たかったな…。(そういう短編もあったけど)(あれはすごく二人の考え方の違いが露呈してよかった…!)
長編で一番きゃーとときめいたのは、若だんなの胸倉を掴みあげるという暴挙に出た天狗に対し、仁吉が問答無用でその腕ごと叩き切って若だんなを取り戻したところです。ほんと、問答無用、一言もなしでずばっと切ったよこの男!
天狗といざこざを起こしたくないからと交渉に出てた男とは思えません。力自慢の佐助ですら、天狗を死なせるわけにはいかないと手加減して戦ってたのに、若だんなに無礼を働いた途端すべてナシですか。この世界の天狗全部敵に回してもオケですか。若だんなの敵は滅ぼされて当然ですか。そうですか。
…この二人の容赦ない強さを見てると、ほんと、一巻で火事に巻かれたのとか、木乃伊に殴られて気絶したのとかが遠い幻のように見えてくるよ…。あの頃、若だんなを脅かす事件らしい事件もなかったから、ついつい人間相手に生活することに慣れて油断してたんだね…。最近若だんなの周りも穏やかじゃないから、いつでも戦闘モードなのかしら…。
若だんなは自分を掴みあげた天狗に対して、おひめちゃんが近くにいるから一端ストップとか言ってるけど、むしろ、自分の手代たちにばれたら殺されるからストップというほうがよかったんじゃ…。若だんなに触れただけで(違うけど)腕一本持ってかれた天狗はたまったもんじゃないに違いない…。
ミッコが五巻が一番好き!と言ってたけど、確かに長編のほうが手代たちの親バカ具合がエスカレートしてて面白いですね。
短編も手代二人が親バカじゃなかったことなんてないんですけど。

そして、六巻…。
長編ではストーリー性のある物語を展開してるのですが、短編では若だんなの成長を恐ろしい方向性でもっていこうとしてる影が見えて油断なりません…。
今回ついに来ましたよ、またラストの話で。

若だんな、皮衣様のところへいきませんか

ついに…!ついに…!
このお話は、ほんの二週間ほど咲いて散ってゆく桜の妖の短い一生に関する話だったのですが、若だんなが短いと感じ、どうにか生き延びさせられないものかと苦心したその行動自体、自分と手代二人の関係そのままだと気付いてしまうという内容です。
ひえええ…!
そう、若だんながたった二週間なんて、と感じた桜の散る期間こそ、何千年も生きる妖怪が若だんなに対して感じてることそのまんまだったんですよ…!キタ…!痛展開キタ…!
手代二人がせっせと真綿でくるんでさらには手のひらに大事に大事に閉じ込めるようにして生き延びさせている若だんなですが、病気じゃなくても数十年で死ぬ人間です。妖怪から見たらどんだけ短い命なの、ということに。
若だんなは今回桜の妖が死んでしまうことが悲しくて悲しくて仕方なかったのに、いつか自分もこの育ての親たちに同じ思いをさせてしまうということに気付いてしまった上、思い余った手代たちはついに若だんなに、永遠に生き延びられる天上の国にいきませんかと持ちかけてしまう。我慢ならなかったんだ、手代たち…。
その国へ行けば神様になるのも同然だから、若だんなは確かに不死になるかもしれないけれど、この世のすべてと決別するということでもある。勿論手代とも。
でも、それでも手代たちは若だんなに二度と会えなくても生きていて欲しいと願ってしまい、若だんなはその願いを理解してしまった。
その上で「ごめん」というしかなかった若だんな…(T_T)
ああああああ、きたああああああ。
終わりに向けての一歩、きたああああああ(涙)。

しゃばけは恒久に続く話じゃないと思ってます。日常がこの後も続いてゆくんですよ的終わりじゃなく、いつか明確な答えを出した完結を迎える話だと。
今回はその痛々しい第一歩…と捉えていますが、さてさて今後どうなるかな…。一冊出るのに(短編だから)年数かかりそうなので、まだ数年はかかると思いますが、それでも続きが愉しみだ…。

それにしても仁吉…この妖怪の病み具合はどうなるんだ…。
ワタシはこの小説を、若だんなの成長物語で、最後は若だんながどう「一人で」生きるかという結論に落ち着くんじゃないかと思っていたのですが、ある意味これ、仁吉が若だんなを失っても生きてゆけるようにできるか否かの戦いなんじゃないだろうかと思うようになってきました…(いや、勿論「行間を読む」的な脳内補完にて)。
若だんな大変…。
自分が生きることより、この妖怪を更生させることのが大変…。
若だんな、頑張れ!

で、長々と書いたしゃばけ萌え感想を閉め暮らせていただこうと思います…。いやあ、いい小説だった…ミッコ、ありがと!
Comment
≪この記事へのコメント≫
はじめまして。
はじめまして。まりもといいます。タカヤマ様のしゃばけ感想にとても共感しました。私もつい最近からしゃばけシリーズを読み始めたのですが、タカヤマ様と同じことを思っていました(笑)。同士(!)に巡り会えて嬉しいです♪これから二人はどうなっていくのかすっごく気になりますよね。最新刊の終わりがアレですから・・・(汗)。もうすぐ終わりを迎えるみたいな感じなのでとても寂しいです・・・。次の巻が出たときには、またタカヤマ様の感想をぜひ拝見したいと思っています。これからも頑張ってください。長々としたコメントにお付き合いくださり、ありがとうございました。
2007/12/08(土) 18:18:11 | URL | まりも #0YHCqsbo[ 編集]
しゃばけ!
はじめまして!コメありがとうございます~!
しゃばけ、今とても熱いです(笑)。あのテレビ版があり、この原作の加速度具合を見ていると、仁吉に突っ込まないわけにはいきませんよねー!最新刊の終わりがアレで、また次の巻が出るまでに一年くらいまんじりともせずに待つんだなあと思われ。でもたとえ一年後でも若だんなが立派に仁吉を更生させるまで(あれ?)読み続ける所存ですので!
こんな腐女子妄想に反応くださってありがとうございました~!
2007/12/09(日) 10:54:21 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
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