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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
「ぼくらの」
去年やってたテレビアニメ「ぼくらの」の原作漫画を漸く読みました~。(綾瀬てんぱいありがとうございます!)
原作、漫画だったことも全く知らず…。小説だとばかりおもってました。なんか難しそうなお話だったから。(偏見)
原作七巻まで読破。
以下、ちょろっとですがネタバレ感想です。
この原作者さん、ロットで絵を描いてるのかな?

それはさておき、テレビ版を初回と最終回近辺しか見てないため、色々と間を知ることができました。
当然ですが原作なので一番の基本で、多分アニメでやむなく省いたところも全て揃ってるんだろうなと思いましたが、本当のところはどうだろう(笑)。
すごいなと思ったのが、15人の少年少女(死んだ赤ちゃんじゃなくてカナちゃん入れて)主観の話展開だということ。
この人は15人の人間の心理描写をするつもりなんだ…!と愕然としましたよ。
だって難しいじゃないですか、当然のことですが。それぞれ主義主張の違うひとたちを違う視点からの話を読者の共感を呼びつつ伝えることは。
そういう職人技、とても尊敬します。

テレビ版感想でも書いたかもしれませんが、改めて簡単にあらすじを説明すると、近未来、夏休みの臨海学校みたいなところで出会った15人の少年少女が見知らぬ男からゲームを持ちかけられます。
ただの新しいバーチャルゲームか何かのモニターだと思った子供たち。男の言われるままに簡単に面白そうだと引き受け、その結果巨大なロボットを与えられ、謎の敵と戦うことになりました。
ただし、そのロボットを動かす動力は、少年少女の中から毎回選ばれる一人の「命」と引き換えです。勝っても負けてもロボットを動かせば誰か一人は死ぬ。
また、少年少女たちがロボットを操縦して戦うことを放棄することは、イコールこの地球の死を意味します。
15戦勝ち抜いて子供たちが全員死んで「ぼくらの地球」が守られるか、途中で負けて地球全体とともに自分たちも滅ぼされるか。
どちらにしても少年少女たち15人は死ぬことが決定されています。
その中で、当然死にたくないと自暴自棄になる子供もいますが、自分が逃げてもどうせ地球は滅びて、戦えばとりあえず自分の家族や友人は生き延びる。当人が「何のために」戦うのか、自分にとって何が大切だったのかを知るというお話なのかな…。
敵の正体も既に明らかになっていて、敵は「違う地球」の偶発的に選ばれた人間たちです。
違う地球とは、いわゆるパラレルワールドの「あったかもしれない未来での地球」というやつで、あまりに人間が増えてパラレルワールドが増えすぎたため、それを淘汰しようと考えた「何か」によってこの地球生き残りバトルが仕組まれたということでした。パラレルワールドはともかく、転移の説明はまるっと斜め読みしてしまいましたよスンマセン。
主人公たちが敵を倒すこと=相手の地球を滅ぼすことで、主人公たちはすでに600億以上の人間を殺してることになるそうです。面白いこと考えたなあ、この作者さん!

少年少女15人は一人を除いて全員中学生なのですが、実に潔い。今のところ敵前逃亡はありません。全員が全員、納得済みで戦ったわけでもなんでもないですが。
一戦一戦ひとりずつの子にスポットライトが当てられて、その子のバックボーンとか出てきてますね。これアニメどおりになるのなら敵の正体は結局どうでもよくて、契約した子供は全員死んで地球は守られて終わりということなのですが、原作もその通りにいくのかな?ウシロくんで終わりかな?テレビ版も色々纏まってたと思いますが、原作ではまた一味違った終わり方を見たいな、と思ったりもします。政府側の動きにも注目。
原作まだまだ折り返しくらいの位置ぽいので完結は先になりそうですが…。

上で書いているように15人の少年少女それぞれにスポットが当てられて、その子たちの主義主張迷いなんかが交錯してるわけですが、そのどれもがとても丁寧で本当にすごいなと思うわけです。
特に感じたのがホソエくんと田中さんの会話。
ホソエくんはこの地球が相手の地球を滅ぼしてまで守る価値のある世界なのかがわからないと言っていて、田中さんは生きることは他の命を奪い続けるということだから、そうして生きている命をないがしろにすること自体が罪だという。
で、漫画を読んでいただければ判るのですが、ホソエくんは結局田中さんの主張に心動かされたわけではなく、自分自身の力で自分自身がこれだと思う「生きる価値」にたどり着くわけです。
作者のひとはこのテーマに関してホソエくん、田中さん、そしてホソエくんの改めた考えの三通りの見解を用意したわけで。
しかも、その全部の言い分が読者側に理解できる
それがすごいなあと心から思うのです…。
人間、自分の主義主張・価値観を正論にして突き通すことはできますが、全く違うもの、時には逆の主張までを説得力をもって説明することは難しい。こうやって物語を作る人は登場人物の数だけそれが求められるわけですが、実際にうわべだけでなくそれができる人は少ないように思えます。まああんまり本を読まないワタシがえらそうに言えることでもないのですが(笑)。
この作者さんがすべてのキャラに対して完璧にそうできていると断言することはできませんが、少なくとも7巻まで読んだ分ではとても頭のいいひとに感じます。
パラレルワールドと転移の理論があったからじゃないです…よ…!(若干目を逸らしつつ)

超全てを台無しにするような個人的感想ですが、チズちゃんは怒りに任せて先生をアレしちゃってもよかったと思うよ!
あの先生、いまだに生き残ってるのがある意味凄い。
この人、アニメ版でもいたのかなぁ…(六時台のテレビに)
Comment
≪この記事へのコメント≫
あの先生は驚くことにアニメにも存在したようですよ(全話二コで鑑賞した私)
いやあ…あの存在公共電波に乗せるってある意味凄いと思いました…(因みに原作は未読です)
2008/04/18(金) 10:21:29 | URL | ぼくらのに反応したT野です。 #-[ 編集]
MAJIですか…!
あなどれないな、アニメ…!
あの先生いたんだ…!原作に忠実だったんだ…!

…みるかな、ニコ動で…。
(凹みそうです、T野先生)
2008/04/18(金) 10:45:55 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
MAJI
なんですYO!!思いっきり欝になりましたあそこらへんの回…前後の話と共に!まだ削除されてなかったら見てみてください(凄くしょっぱい!)
2008/04/18(金) 21:27:46 | URL | ぼくらのに反応したT野です。 #-[ 編集]
しょっぱそう…!
原作読んでもチズちゃんの辺りはしょっぱい感じでしたからね…!
あの先生は子供に対してもう少し優しさを足すべきですよ。自分が子供の頃どれほど愚かだったかを思い出して。
大人になってゆく過程なんだから導いてやる教職者になって欲しいものですが、多分一生無理だろうと思います。
先生はこの先どうなるんだろう…(気にするところが違いますよタカヤマさん)
2008/04/22(火) 11:35:00 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
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