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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
キサラギ
先週夏コミに行ってるときにテレビでキサラギがやっていましたね。録画しておいたのを見たので、遅まきながらその感想を。

これ超面白い!
こういった一場面だけの謎解き映画(密室推理物?)って舞台化もしやすいけれどノベライズは難しそうだ…(余計な心配)

お話は、一年前に自殺した売れないアイドルの熱狂的ファンだった五人の男性が、ネットをきっかけに知り合い、一周忌オフ会を開催。
ただのファンイベントのつもりが、物語が進む中でどんどんと自殺したアイドルが実は殺されたのではないかという方向に話がなり、さらにはただの一ファンだと思われていた登場人物五人と死んだアイドルとの間に接点が見つかってゆく…というものです。
こういうパズル心理描写的な謎解き大好き!
公開当初も面白そうだなーとちょっと思っただけで、結局見忘れてたんですよね…。いまだに邦画はちょっと敷居が高い感じです。

それはさておき、以下オチまでばらしているのでいちおう隠しでネタバレ感想。
出てくるキャラがとっても個性的。初めはアイドルヲタぽい行動・言動のいちいちに苦笑を誘われるのですが(小栗は非常に的確に演じましたよ!)、どんどん話の謎解きと登場人物の正体に惹きこまれます。
これ五人の正体が明かされる順番がすごく好き!
オチが二段構えなのも最高です。
一番詳しいと思われたオフ会主催→ただのファン
それ以外の人→実はかつてのマネージャーだったり、行きつけのお店の店員だったり、生き別れた父親だったり、結婚の約束をした幼馴染みだったり。
で、主催者が実は一番の部外者だと知り落ち込むのですが、その後明らかになったアイドルの死因に実は一番関わっていたのが、その第三者である主催者だったという…。
(アイドルが本当にただの一ファンである主催者のファンレターを命より大切な宝物だと思っていて、彼のために誕生日プレゼントを用意していたことに、うっかり貰い泣き。あれいいオチ…!)
アイドルの死因も二段構えの落ちなんですよね。
自殺と思われていたけれど本当は他殺ではないか→いえ、事故死でした。という…。
地震が元で火災が発生し、アイドルは当然避難しようとするのですが、自分を耐えず励ましてくれた「命より大切な宝物」であるファンレターを守ろうとしたばかりに、煙に巻かれ逃げ遅れて死亡…。
実はよくよく聞けばこのファンレターの送り主である主催者は、自分の手紙が原因でアイドルが死んだことに対して罪悪感に押しつぶされてもいいはずなのですが、それはこの映画の上手な持って生き方で、アイドルは自分たちの信じたとおりのとてもいい子だった、というすり替えでエンディングへ向かいます。
でもそれは実は正解で、今更一年前に自殺したと思われた彼女の真相が今更明らかになって、誰が罪悪感を抱えたところでもう彼女は生き返らないのだから、気持ちよく物語を終わろうよ、という意図かと思われ。
罪悪感を感じるか、そこまで自分のファンレターを大切にしてくれた彼女に一層の愛情を感じるかは人それぞれですものね。
関係者はそれぞれに自分の中にアイドルを助けられなかったという罪の意識を抱えているし、そう思っても仕方ないだけの関係性が存在したわけですが、それを凌駕する気持ちが湧くところが脚本の上手なところだなーと思いました。(一応、名目としては証拠は何もなくて、アイドルの本当の死の原因は予測でしかないという注釈つき)
もう二度と会うことはないだろう…と言っていた彼らが、性懲りもなく二年目もオフ会を開催してるあのエンドレスさも笑える。それだけ大好きだったんですね、そのアイドルが。
いやあ、話はアイドルヲタの話だけど、なんかすごく清々しい気分です。楽しかった!

でも似たような話が出ても二番煎じになっちゃうから、この監督&脚本コンビの次回作がどうなるのか興味があるな~。
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