FC2ブログ

ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
塩の街
海の底に引き続き、有川週間(だから週間には程遠いです)三冊目は「塩の街」でーす!(というか、読んだのは旅行前なのに、アプするのを忘れてました…)
これがこの作者さんのデビュー作になるのかな。ほんと、順番ランダムに手にとってます。笑。でもどれも面白いので問題ないです。

塩の街。
デビュー作だからというわけじゃなくて、ただ単にメインキャラがおっさん(*後に二十代の青年と判明)と少女(後に18歳と判明)だったため、角川か富士見のラノベっぽいなぁ、あんまり興味わかないかもなぁと思いながら読み始めたこの作品。
…あっという間に、滂沱の涙。
わああああああああ。もう、泣くよ、泣く泣くー。なんだこれー。
泣いたといっても主に由美&正夫妻に関係してなのですが。
結果として海の底よりいっぱいいっぱい涙の流れたお話となりました。
あとがきで知ったのですが、元々はやっぱりラノベだったようですね。そちらもきっと面白い作品だと思いますが、改稿してハードカバーになったこのお話もとてもとても素敵な話になっていると思います。
戦闘シーンのみ、ちょっとラノベ読んでみたい気もしますが、きっと読まないままで終わりそう。笑。

以下、簡単にですが、あらすじネタバレ感想です。
人間が塩になって崩れ去るという奇病が発症し、人口が半分まで減った未来の日本を舞台にしたお話です。
突き詰めればそれは実は宇宙からの未知の生命体(地上の塩に酷似した生命体)の攻撃で、それを食い止めるために戦う(元)空自のお話…ということになるのかな?
戦闘シーンは殆ど出てきません。割愛されて、その空自の青年と青年が保護した高校生の女の子の恋愛がメインとなっています。
ある意味王道な二人の恋愛なのですが、それがとても丁寧に描かれているので受け入れやすいかと。感情移入とまではいかないけれど、その場面を思い描いてもらい泣きする程度には、ワタシは感動しました。
(元)空自、絶対にもっと30代とか40代の髭の生えたおっさんだと思いきや、実は怠惰な(ふりをしている)20代だったとは…。作中でもおじさん扱いですが、20代なんてまだ全然若いよ!なんですかその貫禄。裏で一体どんな仕事をこなしてきたの。
お友達の臨時長官だって大概食えない人種ですが、彼のような人はどこでも生きてゆけそうで実はあまり広い世界では生きてゆけなさそうなので、そのうちひょっこり帰ってきそうとも思います。

20代と高校生のカプも充分甘々で可愛いですが、実は脇役も可愛いカプばかり。
自衛官カプの由美&正がとっても恋愛に目が覚めるような勢いで好きですし、お嬢様&執事のカプもなんだかちょっとジーンとしました。「私が塩になって死ぬまででいいから、そばにいて」なんて…!

文庫からハードカバーになるに至って内容もそうですが、本編の後に、その後を描いた番外編が入っているのも魅力的です。ワタシ、物語の後日談とか大好きな人なので!
空自と女の子は実はくっつかなくても充分よい関係だった気がしますが、恋愛が絡んだらすごく説得力も出たのも本当なので、幸せになればいいなと思います。というか、空自の嫉妬深さも混じった過保護さはいかがかと。ワタシをもってしても、いかがかと(笑)。

海の底のときも思いましたが、今回の「塩」の設定といい、この人のこういった日常些細なところからくるアイデアがとても読みやすくて好きだなぁと思いました。専門分野の難しい話はそこそこで、でも基本がちゃんとしてる創作は、だからこそ読んでて安心感があるというか。

えらそうに言ってますが、まあひたすら面白いので、次の本も楽しみに読みたいと思いまーす☆
Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Designed by aykm.