FC2ブログ

ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
歓喜の国
のんびり読書週間~。
お天気良かったのでやっぱりどこかに出かけようと思いながらも、昨夜も終電まで飲んでいたので(久々に走りました。終電逃しそうになって)(そう毎回逃してるわけにはいかない)起きたのがお昼前というこの必然性。
何事もなかったかのように、読書の日とすり替わりました。行楽の秋じゃなくて、読書の秋、アリですよね。

有川さん繋がりでレインツリーの国を読み終わりました。他より薄めで読みきりだったので、一日で読み終われてすっきり。
レインツリーは図書館戦争とのコラボということですが、両方とも特に関連性はないというか、片方しか読まなくても関係ありません。
お話は、ネットで知り合ったフィーリングの合う女性が実は聴覚に障害を持った女性だった、という男性側視点に重点が置かれたお話でした。気付きましたが、この作者さんは男性視点で感情の揺れを語ることのほうが得手(好き)なのかな?

以下、ネタバレ感想です~。
障害者と呼ばれるカテゴリーの人間と、健常者と呼ばれるカテゴリーの人間の、それぞれの葛藤が二人の恋愛感情に絡めて描かれています。それぞれの主張は納得のいくもので、だからこそ読者側には二人の妥協点を見つけることが難しい。例えば女性側は「難聴者と周りに特別な目で見られたくないから、目立ちたくない」という。男性側は「補聴器が他人の目から見えれば、聞こえないことによる外的要因は減るだろう」という。
想像力によってこの物語を傍観している読者側としては、自分が障害者であることを知られたくないという女性の気持ちも理解できるし、女性を結果的に守るために主張している男性側の意見も頷けます。どちらにも頷けるとしたら、そこでどちらかの意見を採用することは難しくなり、結果どの程度の妥協点を見つけられるかが焦点になってくるのですが、そんなことはもう恋をしている当人たちにしかわからない問題です。
どういう気持ちで相手を思っているか、どういう思考でものを考える人間か。
例えば健常者である側(読み手の大半)は、難聴の方は様々な日常生活に困難が存在して辛いだろう、と想像することができます。言い返せばただ、想像するだけなんです。実際にまったく同じ立場ではないので、想像することが限界ともいえますが、それでも想像して相手の立場になってものを考えるというのは頭脳を持った人間の特権だし、また手放してはいけないことだと思います。
物凄く単純な例えでいえば、イジメをする側とされる側の人間の話で、イジメを始める最初の一人は、「もしも自分が同じ立場になったら辛い」という想像力が欠如しているから、そういった行為ができるのだと思います。
また、イジメを受けた側に想像力があれば、自分が辛かったのだから同じ思いを他人にさせる人間になりたくない、とイジメの連鎖に歯止めを掛けるきっかけとなります。
レインツリーはまさに想像力の世界だったのではないかと、ワタシは思います。
主人公の男性は常に女性がどういうひとか想像し、彼女のハンデを知った後はどうすれば難聴の彼女と自分が歩み寄ってこれまでと同じ関係を続けてゆけるのか想像し、やがてそれが明確な恋になれば、二人の未来を想像します。
例えばそこに恋というファクターがなければ、この物語はただお綺麗な、それこそヒロインがいったような「今まで何人もの人に言われてきた慰めと励ましの言葉」の羅列になっていただろうし、けれどそれだけではなかったからこそ、この物語が一つのお話として出来上がったのだとも思います。
主人公は割りと冷静で、自分と彼女がどれほど続けられるかはわからないと感じているし、自分たちがけして順風満帆なカップルにはなれずに常に喧嘩をして傷つけあう可能性を孕んでいることも理解しています。つまり、ちょっと大人向けの恋愛小説そのままですね。

物の見方は千差万別なので、この本の主人公たちがそれぞれ自分の主張があったように、読んだ方の意見も分かれると思いますが、だからこそ他人とわかりあう為にぶつかることも時に必要なのだと、この本では言っている気がします。(そしてワタシがそう感じたのも、また自由な意見の一つで誰かを否定するものでも肯定するものにも固定されません)
くしくも主人公が言った、「仲直りするためにとことん喧嘩しよう」という言葉が、要するにこのお話の本筋なんだなーと思った次第です。
Comment
≪この記事へのコメント≫
昨日の日記に米するべきでしたがここで!
高山さん!ライラ、二巻以降もイオレク出てきますよ~!!!!(笑)ライラに対する崇拝をもっと激しく深くして…!(いや本当)
と、情報リークしておきますw是非読んでやってくださいませ~!
2008/10/24(金) 03:01:00 | URL | あずさでっす! #-[ 編集]
イオレク!
えっ、二巻にも出てきますか、イオレク?!すっかり異世界にジャンプしたから、三巻まで出番がないものとばかり…!(でもそんなもどかしい焦らしプレイも、遠距離恋愛みたくていいよね、と思い始めてきたこの前向きなマゾ思考)
読むしか。もう、読むしか。
いつもありがとうございます!
2008/10/25(土) 00:20:04 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
あわわわわわわ
すいません、イオレクは二巻出てなかったです~!三巻のかなり初めのほうからご出演でしたので勘違いしてたみたいです(泣)
いい加減な情報でスイマセンでした!!!でも二巻でもライラはしっかりイオレクのこと思い出したりしてるんで、遠距離恋愛として読んでくださると嬉しいです…っ!間違えてごめんなさいでしたー!
2008/10/25(土) 20:51:59 | URL | あずさでっす! #-[ 編集]
無問題!
遠距離恋愛も好物なので無問題☆そして愛が高まった(予想)三巻を読むためには、二巻は避けて通れませんもんね。
わざわざ訂正に来てくださってありがとうございます。イオレク×ライラがもっと世界基準くらいに広まらないかと思っているタカヤマでした。むしろ、そうあるべき世の中。
2008/10/26(日) 23:13:46 | URL | タカヤマ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Designed by aykm.