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ものぐさにっき。

成分の99%は萌えで出来ております。
かいじゅうは心の中にいます
友達と待ち合わせするときによく使うでにーずがあるのですが、でにーずのハンバーグってちょっと肉が違いますよね。
というか、これ以前も書かせていただいたのですが、でにーずのハンバーグが肉々しくて好みです。他のファミレスでハンバーグなんて積極的に思ったこともないのですが(洋食屋さんでもそうだけど)、でにーずに来る機会があったらすかさずハンバーグ食べよう!と心に決めた遠い日。

今日、すっかりさっぱり心の底から忘れ去って、普通に期間限定のドリアとか食べてる罠。

いやあ、でにーず、結構なんでも美味しいね!
向かいの友達がハンバーグ食べてる姿見ても全然、思い出しもしなかったよ、自分も食べなきゃなんて。

そんな己の記憶力が悲しい昨今、友達と何故ファミレスでご飯食べていたかというと、映画を見に行く約束をしていたからです。待ち合わせ場所として都合いいので愛用。一時期、メニューに飽きるほど定番の映画前待ち合わせポイントだった。
は、さておき、映画!世界中で愛されている、かいじゅうたちの絵本の映画、ネタバレ感想です。
初めに申し上げますと、ありません、この原作絵本を読んだことが。(無意味に倒置法)
だから内容全然知らないの。絵本の映画化というだけで、絵本が原作で子供とかいじゅうたちが出てくるってことは、多分ファンタジーなのかしら?と思った程度の予備知識。
でも最初は何の問題もなく導入部に入ってゆけます。

ちょっぴり空想が好きな主人公は、あんまり近所に友達がいないのか、いつでも一人遊びが定番です。学校でクラスメイトと遊んだりはするのに、家に帰ってお姉ちゃんに構ってもらえなくてはいじけて部屋を荒らし、母子家庭で仕事に忙しい母親の新しい恋人にも馴染めず、ある夜、ついに母親に構ってもらえなかった苛立ちから暴れ、母に暴力をふるい家を飛び出してしまいます。
いやもう、このシーンみながら、自分がこうやって親の立場にも立てずに自分勝手に怒ることが出来たのっていつまでくらいだっただろう…と振り返ってしまいましたが、割りとつい最近までそんな尾崎豊的な生き方、考え方しかできていなかったことを思い出して赤っ恥記憶は封印しました。
いやいや、若気の至りだよね。もう少し大人になったら、女手一つで年頃の子供を二人も育ててるお母さんの苦労も判るようになるよ。(特にアメリカは個人主義だし)
いかな理由があろうと言葉で、落ち着きなさい、机の上から降りなさい、いい子でお手伝いしてちょうだい、と言った親に向かって暴力で対峙しちゃいけないけれど、そんな当たり前のことが判らなくなって言葉が出なくなってつい暴れてしまうのが精神が幼いということでもあるので、まあこの映画はなんてリアリティある映画なのかしら、と、あくまで絵本が原作という前提において思ったりした序盤。物語はどんどこ進みます。

家を飛び出して街を駆け抜けて森に入って池のボートから大海に飛び出した主人公は(この辺りからさしたる説明もなく現実世界と空想の世界が入り混じってゆきます)、嵐を抜けてとある島に辿り着きます。
嵐でずぶ濡れの主人公、けれど森の奥に光が見えて、あそこになにかあるのかな…と崖を登り森を越えて向かってみると、そこでは見たこともない何の動物にも似てない獣たちがいるではありませんか。
しかも、獣は暴れています。
巣穴のような家らしきものを薙ぎ倒し、火を放ち、集落はめちゃくちゃ。
よく見ると暴れているのは一匹の獣だけで、他の数匹の獣たちはそれを遠巻きに見ているのでした。宥めても止めても、獣は破壊活動をやめません。
「壊さなくちゃいけないんだ!なんでそれに気付かないんだ、そうか、俺だけ悪者にするんだな!」と叫ぶ獣の主張に、主人公は母と喧嘩した自分を重ねて、思わず飛び出して家を壊す獣を手伝ってしまいます。
突然の闖入者に驚く獣たち。
「おまえはだれだ」
「ちっちゃいな、食べちゃうぞ」
「ひとの家を壊しやがって」
不信感も顕わな獣たちに対抗するために、主人公は一つの嘘をつきます。
「僕は王様だ!外の世界から来た偉大な王様で、ナリはちっちゃいけれど誰も持っていない力が使えるぞ」
王様だ、王様だ、とざわめく獣たち。
王様がやってきた、この島に王様が出来た、と喜ぶ獣たちに受け入れられて、少年は島で暮らし始めました。
獣たちはそれぞれに個性的な性格をしていますが、少年は獣たちに期待されるまま「僕たちだけのお城を建てよう!侵入者は自動的に脳みそをはじけ飛ばせちゃう砦だよ。そこで僕たちは一緒に暮らして皆で重なって寝るんだ」と獣たちに仕事を与えます。
王様の提案に、一番喜んだのは出会った当初一人で暴れていた獣でした。
獣は乱暴者でしたが、その分一番情も深く、仲間を家族だと思っていて、いつだって皆でいたがっていたのです。
けれど、獣たちはそれぞれの生活と主張と性格が異なっているので、なかなか思い通りの理想的な家族になれず、自分の思い通りにいかないものだから乱暴者の獣はいつでもイライラして幸せになれないのでした。(これこの物語のキーポイント)
根暗な獣や皮肉屋の獣や無口な獣、それぞれに手伝って皆で一つのお城を完成させ、それで皆が末永く幸せに暮らせるかと思いました。

けれど、やっぱりみんなの心は一つにならず、乱暴者の獣は王様に次の案を期待しますが、皆がすっきり仲良くなるための泥団子戦争は失敗に終わり、王様は皆からも失望されて次第に居心地の悪い思いを味わうようになります。
構われたがりの獣が、ある日言いました。
「本当は君、ただの子供で王様じゃないんでしょう?」
王様は消沈して認めます。
「僕は別にいいけどさ、あの獣には知られないほうがいいよ」
それは乱暴者の獣のことでした。
乱暴者の獣は人一倍王様に期待をして人一倍王様にがっかりしています。この上王様がウソツキだなんて知られたら、今度こそ食べられてしまうかもしれません。
けれど、お城を作っても幸せになれない現実に苛立ち、乱暴者の獣はついにお城を壊そう、と言い出します。
前の集落を壊したときと同じように、壊してもう一度やり直さないと駄目なんだ、と言い張る乱暴者の獣。獣たちは喧嘩を始め、ついに王様が王様ではないことが明かされてしまいます。獣たちは皆主人公が王様じゃないことを知っていて、けれど乱暴者の獣が信じたがっていたのでそれに付き合っていただけでした。
自分だけがのけ者にされていた、悪いことの原因はすべてあの子供だと決めつけ、王様を食べようと追いかける獣、逃げる主人公。主人公はすんでのところで他の獣に助けられましたが、自分の無力を悟り、ここは夢の国でも自分の王国でもなんでもなく、乱暴者の獣はつまり現実世界の自分と一緒なんだと認め、家に帰ることを決めます。

乗って来たボートに乗って砂浜から出航する日、獣たちは皆見送りに来てくれました。彼らは主人公が嘘をついていたことについて、ついに一度も怒りませんでした。ただ、珍客が訪れまた出てゆく、それを流れとして受け入れるだけ。
その場に乱暴者の獣の姿はありませんでしたが、船が出港した後で「それでも僕は君が好きだよ」という主人公からのメッセージを見た乱暴者の獣が沖に現れ、言葉こそありませんでしたが主人公を穏やかに見送ってくれました。
この島に流れ着いたときとは違い、太陽の燦々と輝く大海原を渡って小さな池のボート乗り場に辿り着いた主人公、全速力で走って家に帰りつくと、そこには深夜にも関わらず、家出した主人公を待っていたママがいました。
ママは主人公を怒りませんでした。
ただ、愛してると伝えるために抱擁し、お腹がすいた主人公のために、彼の嫌いな冷凍コーンの入っていないご飯とデザートのケーキを出してあげます。
一生懸命食べる主人公。けれど日頃から子育てと仕事で疲れ果てているママはそんな彼の隣で転寝してしまいます。
自分の話を聞いてくれない、自分に構ってくれないママを目の前にしても、主人公の中に前と同じような乱暴な嵐は訪れませんでした。
主人公は優しくママを見守り、そしてエンド。そんなお話です。

実はこの映画を観ていた映画館が、平日だったのもあるだろうけれど、ついについにオンリーワン観客(いえ、正確には友達と二人きり)上映だったので、もう無駄口聞きたい放題、家のテレビで見る感覚で寛いで鑑賞していたのですが、エンディングロールが流れ始めたそのとき、友達が真顔で一言、「で、なんでこの映画を観たいと思ったの?」と。
い、いやすまん…。確かに今回はワタシのチョイスだけどさ…!原作が絵本ときいて、絵本スキーなワタシは行っておかねばと思ったんだよ…!(そしてとても可愛いほんわかしたファンタジーだとも誤解してた)

友達は原作も読んでいるので、思わず聞いてしまったのですが、原作も映画とそう変わらぬシビアでリアリティのある(人間描写がね)内容だったそうです。そ、そうなのか。ほのぼのファンタジーで癒されるぜ☆☆☆気分じゃいけなかったのね。
獣たちの集落はもう人間世界の人間関係の縮図そのもので、乱暴者がつまり主人公の少年の描写で成長を促しているんだな、と気付くのは簡単なことですが、シビアでリアリティあるといったのは、結局主人公は獣たちのために何一つ変えてやることは出来ずに、乱暴者の獣もその人間関係もそれぞれの抱えた問題も解決することはなく、ただ一時の漂流者に過ぎなかった主人公が去った後は同じような生活が続いたんだろうな、というのが隠されていなかったことです。
たった二時間の(この映画は一時間半だけど)中ですべての問題が解決してめでたしめでたし、とかそれこそ御伽噺のようなものですよね。でもそんなご都合展開がほんわかと癒し的に用意されてると思ったんだよ、可愛い外見して(?)もう、この子(??)ったら…。
そのシビアさに気付くのが遅かったものだから、初めは本当に少年と乱暴者獣の恋愛物語(仮)だと思ってたんだ…二人が心を通わせて末永く幸せに暮らす物語だってね…。獣一人ひとりが抱えた問題を解決して、めでたしめでたし、みたいな…。いやまさか、捕食者の食物連鎖に転じるとはいやはや。
でもまあ、獣たちは最後まで可愛かったです。もふーって。癒しといえなくもない?短い足でどたばた動く姿がキュート!
あと、吹き替えがメインで上映館数稼いでる映画のようですが、普段吹き替えあまりお好きでない方も、ロビンマスクさんの最後の声が聞けるので吹き替えも、中々お勧めです。

機会があったら原作の絵本もそのうち読んでみたいです。見終わったらどんな物語を期待して見に行った映画だったか、つい忘れてしまうような映画でしたが、でも最後まで飽きずに見られたのは短かったからかな、やっぱり(笑)。しかし、我々の本日の一番の不満はそれ、上映前CMのオリンポス編で導入部だけしか露出しなかったことですよ、ええ。そんなの、ハイライトはもっとあと!豆たんが出てくるシーンを映さない限り観客がつれると思うなよ!と思わず言っちゃったけど、出てないにも関わらず、結局見に行くことにはなるんだ、ええ…。
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